Retail vs Institutional funding 個人投資家と機関投資家

One important discussion taking place within the alternative finance industry is that of the role of funding from retail (private) investors and from institutional investors. I would like to provide my two cents.

世界のソーシャルレンディングの業界にて活発に行われている議論のテーマは、ソーシャルレンディングのプラットフォームにおける個人投資家と機関投資家のことについてです。つまり、個人投資家が多い方がいいか、機関投資家が多い方がいいか、それぞれの長所と短所などです。この投稿で、自分の意見を述べてみたいと思います。

To summarise my position: Balance is important.

結論から言いますと、「バランスが大事」。

What I mean by this is having too much of either end of the investor spectrum. Only having retail investors may lead to steady growth, but this growth can be constrained by strict regulations (such as in the US – simply put, retail investors can only invest around $2000 each year). Only having institutional investors may lead to rapid growth, but that money can leave your fund faster than it came in, should the smallest mishap or cyclical downturn occur.

具体的にはどういうことかと言いますと、自社のプラットフォームの投資家の構成が個人投資家のみだとか、投資家が全員機関投資家(投資銀行、ヘッジファンド、ファミリーオフィスなど)だとか、どれも望ましくありません。

個人投資家しかいなければ、確かに成長は安定するでしょうが、アメリカなどだと個人投資家から集められるお金がかなり限られており、営業者としてやりにくいです。アメリカの場合は、個人の場合は規制が多いため個人に投資させてくれるプラットフォームが少なく、投資できたとしても1年で約20万円が限界です。日本は匿名組合出資であればそのような制限がないのでいいのですが。

機関投資家がプラットフォームと提携して投資案件に投資してくれれば、そのプラットフォームは飛躍的な成長を成し遂げることが可能です(機関投資家が扱う金額は個人投資家の金額よりも何倍も大きいですから)。ただ、プラットフォームで何か事件が起きた場合(例:社長が辞職する)、またはマクロ経済の状況が悪化してきそうであれば一気にお金を引き出されて投資されなくなってしまう可能性が十分にあります。

If anything, I believe that having more retail investors is more important than having more institutional investors. This especially applies in the case of Japan, where there are no limits on how much retail investors can invest on platforms. This is because retail investors tend to put in small amounts of money on a regular basis. One could also say that they are more “loyal” than institutional investors when things go slightly south with a platform or with the economy.

個人的には、機関投資家よりも個人投資家が多い方がいいと思います。日本の場合は個人が投資できる金額が制限されていないため、なおさらです。もう一つの理由としては、個人はコツコツと投資していくことが多いからです。何かあった場合、機関投資家はすぐにお金を引き出してしまうのですが、個人ならば機関投資家ほど早く引き出さないでしょう。

With that said, I believe that institutional investors can serve an important role in the development of a platform. Albert Periu of Funding Circle mentioned at the AltFi Global Summit this month that diversification of funding sources is important. This is one reason why I believe they can play an important role.

それでも、機関投資家はプラットフォームの成長において重要な役割を果たすことができると思います。私が参加したNYのカンファレンスで、P2B大手のFunding Circleの方が、資金調達資源の分散が大事だと主張していました。資金調達資源の分散という意味でも、機関投資家はソーシャルレンディングのプラットフォームにとって、提携するメリットのある先だと感じています。

Retail investors are, in my opinion, the most secure source of funding for platforms. In order to diversify funding sources and to allow for scalability, however, having some institutions come on a platform would benefit everyone. Maybe Japanese platforms should also consider exploring partnerships with institutions both in Japan but also abroad…? This would be exciting for our industry.

個人投資家のお金が、もっとも大事だと思います。なお、たくさんの個人投資家という、しっかりとした資金調達の基盤ができた段階で、プラットフォームの規模拡大を促進させるために機関投資家と協力することが、面白い成長戦略なのではないでしょうか。

日本のソーシャルレンディングのプラットフォームも、そのうち国内外の機関投資家という未開拓の領域を開拓してみてもいいのではないかなと思います。日本のソーシャルレンディングの業界にとっては、こういう展開があれば面白いし、必ず注目度が上がると信じています。